今回はリベットの歴史を辿ってみた。

ストラウス社から生地を仕入れてテントなどを作っていたヤコブ・デイビスが、
一人の婦人から夫のために丈夫なパンツを作ってほしいという注文を受け、
ポケットや前立てなどステッチのほどけやすい部分をリベットで補強したパンツを作った。
この屈強なパンツは口コミで広がっていった。

1873年にリーバイ・ストラウスと共に特許を取得し、
ストラウス社製のリベット付きパンツが販売された。
これがリーバイス501の誕生。

1890年に特許が切れ、様々なブランドのデニムにリベットが使われるようになった。
現在はイスなどを傷つけてしまうなどの理由でバックポケット、前立てなどの部分が省略され、
代わりにバータックというジグザグのステッチで縫われていることが多い。

丈夫なパンツが欲しいという一人の婦人の願いから生まれたリベットという補強方法。
時代に応じて変化しながらもジーンズというパンツのディテールの一つとして現在も存在している。
こういったリアルな現実の中に、時代を超える本当のデザインが潜んでいることを実感した。